初めまして、ピアニストの中島ななみです。桐朋学園大学を卒業後、パリのエコールノルマル音楽院に留学し、今年で在仏３年目になります。特に好きな作曲家はChopin！そしてフランス音楽の代表格 Ravelはもちろん、留学後触れる機会が増えた Poulenc, Saint-Saensなどのフランス人作曲家たちも大好きです。同音楽院にて2年間のソロの高等演奏家ディプロムを修了した後、現在はアンサンブルに特化したクラスにて勉強に励んでいます。

クラシック音楽と聞くと、”お固い” 、”難しい”イメージがあるかもしれません。ですが、ここフランスではクラシック音楽はもっと身近な存在で、一流のアーティストやオーケストラが集まるだけでなく、学生のコンサートや日本ではなかなか聴けないマイナーなプログラムを扱ったコンサートも数多く企画されています。世界的に有名なオペラ座やオーケストラの演奏会も日本よりずっと安くで聴くことができ、鑑賞するのに特別なオシャレ着なんか必要ありません。実際にたくさんの芸術家が生まれ生活していたという歴史的背景に加え、クラシック音楽に精通していない人でも気軽に触れられる環境が整っていることも、クラシック音楽が今なお文化として愛され、育つ要因だと思います。

そして、このようにクラシック音楽が生活の一部として愛されているフランスで過ごすうちに、日本でもより多くの人にもっと自由に触れてもらいたいと思うようになりました。作曲家が残した魅力的な作品を知ること、聴くこと、そして表現できるようになることを楽しみながら一緒に勉強してみませんか？