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~講師プロフィール~

中島 ななみ
Nakajima Nanami
4歳よりピアノを始める。
桐朋学園大学を卒業後、2021年9月より現在に至るまでパリのエコールノルマル音楽院にて研鑽を積む。
全日本学生音楽コンクール、いしかわ国際コンクール、Pianissima国際ピアノコンクール、Young Opus国際コンクールなど国内外のコンクールで入賞多数。
また、桐朋学園大学成績優秀者によるstudent concert、ピアノ専攻卒業演奏会、および大学卒業演奏会に出演。
パリにて、Salle Cortot、Théâtre de l’Ile Saint-Louisをはじめ、美術館や文化施設にて、数多くのコンサートに出演。
Mikhail Voskresensky、Alexander Kobrin、Roustem Saïtkoulov、上田晴子の各氏のレッスンを受講。
これまでにピアノを飯田文美、坂井千春、下田幸二、高橋多佳子の各氏に、室内楽を長谷川陽子、景山誠治、𠮷武優の各氏に師事。現在はパリエコールノルマル音楽院の室内楽の第3サイクル高等課程に奨学金を得て在籍し、Paul Blacher、Nina Patarcecの各氏に師事。
~コンクール歴・学位~
2011年 第1回いしかわ国際ピアノコンクール中学生の部銅賞(石川) 2012年 ラフォルジュルネ金沢2012「ピアノの日」に出演(石川) 第18回みえ音楽コンクールピアノ部門高校の部第1位、および岡田文化財団賞(三重) 第66回全日本学生音楽コンクールピアノ部門中学校の部名古屋大会第2位、全国大会入選(横浜) 第22回日本クラシック音楽コンクールピアノ部門中学生女子の部第3位(東京) 2014年 第20回みえ音楽コンクールピアノ部門高校の部第1位、および三重県知事賞(三重) 第68回全日本学生音楽コンクールピアノ部門高校の部名古屋大会第1位、全国大会入選(横浜) 第24回日本クラシック音楽コンクールピアノ部門高校生女子の部第4位(東京) 2015年 第19回ブルクハルト国際音楽コンクールピアノ部門第2位(1位なし)(東京) 第3回寝屋川市アルカスピアノコンクールソログランプリ部門においてグランプリおよび寝屋川市市長賞(大阪) 2018年 第20回日本演奏家コンクールピアノ部門大学生の部第3位、及び名古屋市教育委員会賞(横浜) 2019年 第1回フルーグ国際ピアノコンクールプロフェッショナル部門第2位(埼玉) 桐朋学園大学成績優秀者による《student concert》に出演(東京) 2021年 桐朋学園大学成績優秀者によるピアノ専攻卒業演奏会、および大学卒業演奏会に出演 (東京) 2022年6月 パリエコールノルマル音楽院室内楽の第2サイクル高等学位を最優秀の成績で取得(Paris) 2022年7月 パリエコールノルマル音楽院ピアノ第6課程高等学位(現第2サイクル高等学位1年目)を最優秀の成績で取得(Paris) 2022年8月 Music Alp 夏期国際音楽アカデミーにてDana Ciocarlie氏に師事、教授推薦の選抜演奏会に出演(Tignes) 2023年6月 パリエコールノルマル音楽院室内楽の第2サイクル高等学位を最優秀の成績および審査員からの賞賛を受け取得(Paris) 2023年7月 パリエコールノルマル音楽院ピアノの第2サイクル高等学位を最優秀の成績で取得(Paris) 2024年2月 第10回pianissima国際ピアノコンクールプレスト部門審査員満場一致、賞賛付きの第1位(Lille) 2024年4月 第6回Young Opus国際コンクールピアノコンサーティスト部門第2位(Paris)
~奨学金~
2023-2024年 パリエコールノルマル音楽院 成績優秀者のための学内奨学金
2023-2024年 パリ国際大学都市《mérite et engagement (実力と責任)》奨学金プログラム

~演奏活動~
最新の活動履歴はこちらから↓
~フランス留学~
長年ポーランドに留学していた恩師の影響で、幼少期からショパンが大好きだった私は、ショパンが実際にいた土地、またクラシック音楽の本場であるヨーロッパで学びたいという思いがありました。
ショパンはポーランド出身の作曲家ですが、祖国からの亡命を機に21歳から生涯を終える39歳までの多くの時間をパリで過ごした音楽家です。ラヴェルなどのフランス音楽にも興味があった私は、ショパンが作曲家として黄金期を過ごした土地であるパリに留学することを決意しました。(もちろん、 フランス語や花の都パリへの単純な憧れも理由の一つです笑)


エコールノルマル音楽院ではBlacher先生の元で、ショパンはもちろん、ショパンと同じ時代にパリで活躍し親しい友人であったリストや、ラヴェルやフォーレ、プーランク、サン=サーンス、そしてMaurice Ohanaなどのまだ日本では知られていない現代作曲家に至る幅広いフランス音楽を学んできました。結果として、パリ市内で数多くの演奏機会を得て、現地の聴衆の生の反応を感じることができ、試験やコンクールにおいても成果を残すことができました。
そしてもう一つ、フランスに来て感銘を受けたことは、室内楽が日本に比べてずっと重要視されているという点です。室内楽は授業の必須科目で充実した指導が受けられるだけでなく、一流アーティストによる演奏会がソロと共に数多く企画されています。 師事しているPatarcec先生は、Philharmonie de Parisなどでオケ中ピアニストとして活躍し、10年以上室内楽のクラスを受け持っています。私はこの2年間、デュオやトリオをはじめ、弦楽五重奏、弦楽四重奏とフルート、クラリネットの七重奏など、様々な編成で勉強してきました。奏法も音色も異なる楽器と合わせるのは、バランスやタイミングなどソロとは求められることが違い、とても勉強になります。そして挑戦したい名曲がまだまだたくさんあります!
今年度は、奨学金を得て室内楽の上級課程に在籍し、二台ピアノと弦楽四重奏を勉強中です。今後、ソロ活動とともに、日本ではまだ数が少ない室内楽演奏会を企画、実施できるよう、レパートリーを増やし音楽性を磨いています。



留学先での様子
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